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事例紹介

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出版システム

東京漫画社
電子書籍売上急拡大で「PUBNAVI」導入
煩雑な印税計算を正確に処理

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出版システム
東京漫画社
(文化通信 2024/5/28 掲載)

 

武田部長

来年通巻100号を迎える隔月刊誌『Cab vol.90』(左)と
100万部を突破した『鬼上司・獄寺さんは暴かれたい。4』(あらた六花)

有限会社ソフトライン

代表者 馬部博幸
資本金 1500万円
本社所在地 住友千之
所在地 〒182-0012 東京都調布市深大寺東町6-21-2-103
東京漫画社所在地 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-41-1 三省堂第二ビル4階
電 話 03-5259-5233

BLコミックを専門に刊行する東京漫画社は、2年ほど前から電子書籍の売上が急拡大したことで、煩雑な印税計算を自動化するために株式会社光和コンピューターと株式会社メディアドゥが提供するクラウド型電子書籍管理システム「PUBNAVI」を導入し、正確な計算が可能になった。

東京漫画社は飲食事業などを手掛ける有限会社ソフトラインが 2004年に立ち上げた出版レーベル。当初から BLコミックを紙版と電子版で刊行している。
定期媒体として隔月刊で『Cab(キャブ)』を紙版(書籍扱い)と電子版で、『Fig(フィグ)』を電子版で発行しているほか、コミックレーベル「MARBLE COMICS(マーブル・コミックス)」でコミック単行本(書籍扱い)と電子書籍を発行している。
年間の刊行点数は、紙版が『Cab』6点と「MARBLE COMICS」を合わせて 30点ほど。電子版は 1話売りもあるため 220~ 230点に達する。
販売は、紙版商品の場合、取次・書店ルートとAmazonの直接取引で流通し、コミック専門店が 30%台を占める。電子書籍は電子取次のメディアドゥを中心に、一部の電子書店とは直接取引している。

電子書籍が売上の6割に

同社の電子書籍はここ数年で大きく伸びたという。
2019年頃までは電子書籍が紙版の売上に影響する懸念から、電子版を 2カ月遅れで出していたが、「そういう影響はないという事例を聞いていました」と話す武田善営業部部長の働きかけもあって、紙と電子の発売の差を2週間に短縮。すると1年後に電子書籍の売上は 170%拡大し、紙への影響はほとんどなかった。現在は紙版発売当日の午前零時に電子書籍を発売するほぼサイマルの体制になっている。
これに加えてコロナ禍の影響もあり、電子書籍の売上は急拡大。現在、出版売上に占める電子書籍の割合は 6割に達するが、紙版売上の水準も維持している。

「PUBNAVI」でデータ一元管理実現

同社は出版以外の事業を多く手掛けているため、経理などバックオフィス機能は本社に集中している。独特の商習慣がある出版の経理業務は、以前は手計算で処理していたが、数年前に光和コンピューターのシステムを導入し、取次請求や倉庫と連動した在庫管理などをシステム化した。
印税計算についても外注していたが、電子書籍の印税計算は 1話売り、読み放題など販売方法が多様で煩雑なうえに、急激に売り上げが拡大したことで集計作業が膨れ上がり業務が逼迫。そんな時期に光和コンピューターから「PUBNAVI」の提案があったことをきっかけに導入を決めた。
導入に当たっては、それまで書誌データや売上データなどを編集部や外注先など各所で管理していたため、データを整合する作業に時間を要し、2022年の導入決定から本格稼働まで 1年以上かかったが、「バラバラだったデータの管理を一元化できたので、課題を解決できました」と武田部長は話す。
本格稼働に向けては 3カ月間、従来の方法と並行稼働したが、「PUBNAVIの数字が正しいことがわかり、ヒューマンエラーがなくなると、大きな安心感を得ることができました」という。
また、武田部長は「PUBNAVI」がクラウドシステムのため、どこからでもデータを確認できる点を評価。さらに光和コンピューターのサポートについても、「困ったときにはベテランの担当者に的確な対応をしてもらえています。こちらのレベルに合わせたサポートを受けられるので、寄り添っていただいているイメージです」と評価している。