1. HOME
  2. 事例紹介
  3. システム内容別
  4. 書店システム
  5. カイクリエイツSpiritualの専門書店「ブッククラブ回」省スペースPOSを導入在庫管理や棚卸しなどに導入効果

事例紹介

Case

書店システム

カイクリエイツ
Spiritualの専門書店「ブッククラブ回」
省スペースPOSを導入
在庫管理や棚卸しなどに導入効果

記事の内容《PDF》 A4資料《PDF》

書店システム
(POSシステム)
カイクリエイツ(ブッククラブ回)(文化通信bBB 2021/2/1 掲載)

 

カイクリエイツ(ブッククラブ回)

所在地 〒107-0062 東京都港区南青山2-7-30 B1F
電 話 03-3403-6177
営業時間 12~19時/定休日なし

東京都港区の南青山に店舗を構える「Spiritua(l 精神世界)」に特化した専門書店「ブッククラブ回」を運営する(株)カイクリエイツは、このほど光和コンピューターのPOSシステムを導入したことで、仕入作業や棚卸しの負担が大幅に軽減されたという。

 同社は1989年に創業して以来、「Spiritual=生きること」について、グローバルな視点とホリスティックな世界観をコンセプトに幅広いジャンルの書籍やグッズ、CDなどを取り扱ってきた。
 「当時は書店に『精神世界』のコーナーはほとんどなく、グルの真理や教義などの本を手に入れることは困難で、そういった団体や宗教に入会しないと読むことができなかったそうです。
 創業者は宗教団体や組織に入会しなくても様々な本がフラットに並び、お客さんが自由に選ぶことができる書店を作りたいと思い創業しました」と同社・木村ひかるさん。
 店舗は南青山の表通りから一歩入った閑静な住宅街に立地し、店内は音楽やお香の香りを楽しみながら時間を過ごせる空間だ。売場面積は30坪。出版物が取扱商品の7割ほどを占めているが、「全てを出版物だけにするとスタッフもお客さんも息がつまるのではないかと思い、生活を豊かにするグッズも取り扱っています」(木村さん)という。
 1997年からはオンライン販売も手掛けており、来店できない遠方の顧客などからの注文が売り上げの3割ほどを占める。さらに昨年10月からは電子書籍を扱う「E-booksストア」もオープンした。

丁寧な対応決め手に

 以前の店舗システムは、「ファイルメーカー」をベースに自社開発していたが、「バージョンアップなどのメンテナンスが追いつかず長年放置していたところ、いよいよ互換性も悪くなり、プロの会社を探していました」と木村さんは話す。
 その中で「イメージや要望を伝えることが難しく時間がかかったのですが、光和さんはとても丁寧に対応してくださり、安心してお任せできました」と光和コンピューターを選択した。
 導入したのは店舗の規模に合わせて省スペースPOSレジ「KPOSmini」1台と、バックオフィスシステム「BookAnswer」。
 「KPOSmini」は、タブレットとカスタマーディスプレイ、プリンターを1つの筐体に組み込むことで省スペースを実現。さらに必要な機能に特化することでコストを抑え、ローコストながら書店のニーズに応えるPOSレジだ。
 「BookAnswer」は1画面で単品情報確認や週間/月間/日別分析を確認して発注、定期改正等の操作が可能なシステム。
 ブッククラブ回ではこれまで、商品が取引取次のトーハンから入荷した段階でマスタ登録していたが、新システム導入によって、取次から着荷前に送品データが入るようになり、仕入作業をはじめとする在庫管理がスムーズになった。
 また、季節商品などを注文する際に、前年の売れ行きなどを確認できるようになったほか、「直取引の委託商品の棚卸などがものすごく楽になりました」と木村さんは導入効果を話す。
 メンテナンスについても「店舗にはメカに詳しいスタッフが少ないのですが、何かわからないことや問題があっても、光和さんは電話に出たどの方もとても丁寧に説明や対応をしてくださって安心しています」と評価している。
 今後導入したいシステムとして木村さんは「なかなか大変な開発になるかとは思うのですが、セキュリティが強化されている電子書籍販売のサービスがあればいいと思います」と話す。規模は小さいが専門特化した書店を支えるためにも、システムの役割は大きいと言えそうだ。