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書店システム

くまざわ書店 ACADEMIA港北店
全面的リニューアルで文具・児童・実用を拡大
新検索機「PitSpot」を導入

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書店ERPシステム
(新検索機 PitSpot)
くまざわ書店・ACADEMIA港北店(文化通信bBB 2014/3/31 掲載)

くまざわ書店 ACADEMIA港北店

営業時間 10~21時
不定休
住 所 〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-25
ノースポートモール3階
電 話 045-914-3320

 くまざわ書店のACADEMIA港北店は2013年10月5日に全面リニューアルオープンし、児童書や文具などを拡充。合わせて、店頭の検索端末として光和コンピューターの「PitSpot」を導入し、顧客サービスの向上を図っている。

2007年にグループ最大でオープン

 同店は2007年4月に横浜市都筑区のノースポートモールに、当時グループ最大の700坪で開店した。今回のリニューアルは開店以来最大のもので、店内の約8割程度はレイアウトを変えたという。

 リニューアルの理由について同店店長の桜井信夫部長は、「ブランドムックやダイエット関連が増え、グッズを置くスペースが必要になるなど、当店の開店当初とは環境もずいぶんと変わってきました。そのため、今回、商品の中身も含めて見直しました」と説明する。

文具2倍、知育玩具も拡大

 同店が立地するのは、横浜市都筑区の港北ニュータウンの中心部にある横浜市営地下鉄・センター北駅前に位置する複合商業施設。

都筑区は神奈川県下で最も人口増加しているといわれる地区で、30代の若い夫婦、小さい子供を連れたファミリー層が主な来店客となっている。

 こうした客層には教育熱心な人が多いともいわれ、同店では学習参考書の売れ行きが好調で、特に小学学参はグループでもトップレベルの売り上げを誇る。今回大幅に拡充した知育玩具などの需要も大きい。

 こうした顧客層に対応するため、リニューアルでは文具を約2倍、知育玩具を含めた児童書を約1.5倍に拡大した。「いずれも開店以来売り上げは順調に伸びていましたが、スペースが足りなくなっていました」と桜井店長は話す。

「PitSpot」導入で問合わせとクレームは減少

 同店では当初から光和コンピューターの店舗システムを導入しているが、従来の検索機よりも高性能で小型の「PitSpot」がリリースされていたことから、リニューアルに合わせて12台を導入した。

 「以前の検索機に比べてスペースをとらず、見た目もシンプルになりました」と同店の山崎尚子さん。以前の機器は大型だったため、専門書を学参書のコーナーにまとめて設置していたが、「『検索機はどこですか』というお問い合わせも多くありました」(山崎さん)という。

 いまは、検索の需要が多い専門書コーナーに4台を置いているほかは店舗内各所に設置しているため、設置場所の問合せはなくなった。

検索機の性能向上で販売促進に

 「いま店員に問い合わせるのは年配の方が多く、若い人は検索機を使います」と桜井店長が話すように、検索機が使いにくれば、直接店員に問い合わせることもなく、黙って帰ってしまう顧客も多いとみられ、機器の性能向上は、潜在顧客の顕在化という販売促進の面からみても極めて重要なポイントだといえる。

 さらに、検索機にバーコードスキャナーが付いたことで、店舗作業において「新刊書の品出しの際にジャンルコードを確認するといった利用もできるようになりました」(桜井店長)という効果もあった。

 光和コンピューターでは、将来的には「PitSpot」に顧客のポイント残高照会や、非在庫商品の発注機能、日本出版インフラセンターが提供する近刊情報との連動といった機能の搭載も予定しており、さらに高度な活用が期待されている。