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事例紹介

Case

書店システム

宮脇書店越谷店
セルフレジ導入で感染防止と効率化を実現

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書店システム
KPOSセルフ(セルフレジシステム)
宮脇書店越谷店(文化通信bBB 2021/3/1 掲載)

 


有人レジ2台とセルフレジ1台(左奥)を設置。

 


セルフレジには現金決済の顧客を誘導・下段にはブックカバーや袋(有料)を設置/ 加藤社長

宮脇書店 越谷店

所在地 〒343-0022 埼玉県越谷市東大沢5-5-8
電 話 048-962-3500

宮脇書店越谷店「BOOKSほんのいえ」はこのほど、光和コンピューターのセルフレジを導入した。その結果、コロナ下でレジの過密防止や従業員の負担軽減に結びつけることができたという。同店は東武スカイツリーラインの北越谷駅から徒歩12分ほどの県道405号線と19号線の交差点にある郊外店。売場面積は1フロア160坪、駐車場20台、営業時間は9時から22時まで。メイン取引はトーハン。
宮脇書店のフランチャイズとして開店してから25年を迎える。

コロナ下の混雑対応で導入

セルフレジを導入したのは昨年末。それまで有人レジ2台で対応していたが、「コロナ下の感染防止対策として従業員とお客様の接触をなるべく避けることと、レジ2台ではさばききれないほどの混雑時とそうでないときの差が大きかったことがセルフレジ導入を決めた理由です」と加藤克宜社長は説明する。
昨年春の緊急事態宣言以来、競合店が入居する近隣の商業施設が休業したり、多くの人が在宅勤務になったことで、同店の来店客は増加した。また、それまでの帰宅時間(夜間)よりも午前中から昼頃の時間帯が混むようになるといった変化もあった。
特に『鬼減の刃』のヒットによって、「コミックスの発売日は行列ができ、『ハリー・ポッター』以来のことでした」というほどの来店客があった。
店内にはいつもほぼ3人の従業員がいるが、こうした混雑時にはレジ前が密になってしまう。また、2人がレジにかかり切りになると店内作業が滞ってしまう。そこで、これまでもレジシステムを利用してきた光和コンピューターが昨年発売したセルフレジを1台導入することにした。

現金決済をセルフに誘導

導入したのは「KPOSセルフ(セルフレジシステム)」。POSレジ、自動釣銭機、レシートプリンター、スキャナーなどシンプルな構成だが、会員管理システム、ポイントカード利用、クレジットカードや電子マネーなど各種決済手段に対応が可能で、売上登録から決済完了まで購入者が操作ができる。
同店ではクレジットカード決済やラッピング、複数購入など作業が伴う場合は有人レジで対応し、今のところコミックス1冊などの単純な現金決済の顧客をセルフレジに誘導している。
「最初は従業員がそういうお客様をセルフレジに誘導し、一度説明しながら利用していただくと、次からはご自分で使っていただけます」と加藤社長。今では決済の10 ~ 15 %がセルフレジ利用になり、「レジにいる従業員が他の作業ができるようになりました。従業員は喜んでいます」という。
繁忙期のレジ前混雑を軽減することができたほか、3人のうち1人が休んでも対応が可能になるなど、「極端にいえば1人でもなんとか回ります。従業員のシフトの自由度が増しました」という効果もある。

従業員の負担軽減に

同店では感染対策としてレジ前のビニールシートや来店客へのアルコール消毒の呼びかけなどを実施。従業員はタイムカードに検温結果を書き込み、各自が自分の手洗い石鹸を用意、トイレは当面、来店客の使用を禁止する措置をとるなど、可能な限りの対策を実施している。
そんな中で、感染対策で導入したセルフレジは、作業の効率化にも結びつき、従業員の負担を軽くしているようだ。