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事例紹介

Case

書店システム

株式会社ヤマダデンキ
バックオフィスが店頭発注と本部発注の併用をサポート

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書店システム
BookAnswer4
株式会社ヤマダデンキ
(文化通信B.B.B. 2021/8/2 掲載)


映像化作品はDVD・ブルーレイディスクコーナーに隣接して展開

 


分野ではコミックスの構成比が高い

 


出版物も他商品と同じレジで決済する

株式会社ヤマダデンキ

代表者 小林辰夫
資本金 1億円
設立 2020年4月1日
所在地 〒370-0841
群馬県高崎市栄町1番1号
電話 0570-078-181

家電量販店を全国に展開する株式会社ヤマダデンキは、全国店舗のうち25店舗で書籍・雑誌を販売している。売り上げ登録は他の商材と同じ自社開発のPOSシステムで行うが、出版物の管理は光和コンピューターのバックオフィスシステムを使用。今年4月に最新のバージョン「BookAnswer4」にリプレイスした。

25店舗で出版物を販売

同社は電気製品のみならず家具やインテリア商品など暮らしに関わる多様な商材を扱い、都市部には大型店舗「LABI」を展開する。出版物の売場は大型店の200坪から小型店の60坪まで幅広く、平均すると100坪ほどだという。
商品構成は雑誌からコミックス、各ジャンルの書籍まで幅広い。なかでも客層に合わせて雑誌やコミックスの比率が高めだ。旗艦店舗のひとつ「LABI1日本総本店 池袋」では4階のテレビやオーディオ、デジタルカメラなどのなかで120坪を出版物の売場にあて、メインの平台で新刊や話題書を展開し、映像メディアに隣接する場所に文庫の棚とフェア台を配置。映像化作品との連携も図っている。

小型店は本部が一括発注

仕入れは楽天ブックスネットワークとの取引。広い売り場を持つ大型店には担当者を置き、補充品の発注などは各店舗で行っている。一方、売場が小さい店舗については本部が一括して発注する体制だ。
顧客が精算するのは他の商材と同じ集合型のレジを使用。ISBNコード(書籍JAN )を読み取って精算処理を行う。ポイントサービスの付加や利用もできる。
発注には「BookAnswer」を利用する。各店舗で発注する場合は、店舗の担当者がシステムのID、パスワードでログインして作業を行う。売れ行きなどを確認しながらの発注も可能だ。
玩具やメディア商品とともに出版物も担当する営業商品本部商品統括部エンターテイメント商品部の担当者は、本部での一括発注について「本部の端末で店頭での売れ行きや在庫状況が確認できるので、その情報に基づいて発注します。同じ情報は店舗でも確認できます」と述べる。
本部発注機能は光和コンピューターが同社向けに独自に組み込んだが、「BookAnswer4」でも追加しさらに機能を強化した。「バージョンアップしてもできることは変わりませんが、画面の見栄えが良くなり、動作もスムーズになったと感じます」と担当者は話す。

コロナ禍で売り上げは堅調に推移

同社の店舗は昨年来のコロナ禍でも休業するところはほとんどなく、出版物の売れ行きについても「外出自粛と『鬼滅の刃』の影響で大きな売り上げだった」と担当者はいう。今はその前年比を追いかけるのが大変だと話すが、日々、全国の店舗を回りながら売場作りに取り組んでいる。