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くまざわ書店ACADEMIAイーアスつくば店
自動釣銭機導入で生産性が向上

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書店ERPシステム
自動釣銭機(GLORY製「つり銭機300シリーズ)
くまざわ書店ACADEMIAイーアスつくば店
(文化通信BBB 2018/12/24 掲載)

ACADEMIAイーアスつくば店

所在地 〒305-0817
茨城県つくば市研究学園5-19
イーアスつくば3F
電 話 029-868-7407

 くまざわ書店のACADEMIAイーアスつくば店は、2018年4月に自動釣銭機を導入したが、精算業務が30分ほど短縮されるなど生産性を向上する効果を発揮しているという。同書店では同店舗を皮切りに順次、各店舗に自動釣銭機を導入している。

思った以上の処理速度と正確性

 同店の売り場面積はCD、文具1000坪。2008年にオープンし、今年は10周年を迎える。従業員数はアルバイトを含めて40~45人。営業時間は10~21時。ショッピングセンター(CS)の休館日以外は無休だ。

 CS立地のため、客層の中心はファミリー層で、新学期時期とクリスマスからの年末年始に売上のピークが来る。取材時(12月中旬)も午前中からラッピングを求める客などでレジには行列ができていた。

 「思った以上に処理スピードが速く、間違いがありません。これほど正確だとは思わなかった」と自動釣銭機の印象を話すのは、開店以来在職し今は同店長を務める伊東愛美さん。

 自動釣銭機は2018年4月、POSレジ(光和コンピューターのK-POS)の入れ替えに合わせて、本と文具、CD売場の4ヵ所のカウンターに11台あるレジのうち、CDやサービスカウンターを除く9台のPOSレジに設置。くまざわ書店グループとして初の導入となった。

GLORY製「つり銭機300シリーズ」

 光和コンピューターが提供を開始したGLORY製「つり銭機300シリーズ」は、4.3インチのカラーディスプレーを搭載し、機内残高をはじめ、復旧ガイダンスなどの情報をリアルタイムに確認できる。トラブル発生時は、エラーの解除方法を画面にアニメーションで表示。画面に従って操作をすることで復旧が可能。「担当者交代機能」により、現金残高、使用時間中のエラー発生や違算の有無などを確認できるため、レジ業務の引継ぎが容易だ。「現金管理モード」では、「戻し入れ機能」を利用することで、エラー後などの現金精査(全回収/全装填)の手間を解消する。

 安全面では、「履歴参照機能」でつり銭機の稼動履歴(取引内容・操作状況など)を確認できる。「装置監視機能」では、装置内部や収納庫の開閉など、つり銭機に関する操作を監視し、ログとして記録し管理。稼動履歴とあわせた管理を実現する。

 また、硬貨・紙幣それぞれのつり銭機は独立したユニットになっているため、左右置き換えが可能で、使用環境に合わせてレイアウトできる。

 スペックは硬貨つり銭機(RT-300)が外形寸法幅260㍉、奥行540㍉、高さ130㍉(突起部を除く)、質量約22㌔㌘(電源部を除く:電源部約2㌔㌘)。消費電力RAD-300接続時は待機時20㍗定格140㍗、消費電力時16㍗(50/60Hz)。

 紙幣つり銭機(RAD-300)は外形寸法幅220㍉、奥行540㍉、高さ130㍉(突起部を除く)、質量約14㌔㌘。包装硬貨管理機(WD-300)は外形寸法幅480㍉、奥行き535㍉、高さ65㍉(突起部を除く、スペーサーを含む)、質量約13㌔㌘。

アルバイトの指導が楽に

 導入効果について伊東店長は、「新人のアルバイトでも3回打てばできるようになります」と話す。新人のアルバイトにはかなり時間をかけて金銭を間違いないよう指導するというが、「指導が楽になるし、新人のプレッシャーも減ります」という。

 また、つり銭の処理速度が早くなったことで、レジの稼働率も上がっているという。繁忙期には新人がレジに入っても、1日の稼動で以前より15~20万円増えることもある。

 さらに、これまで1時間程度かかっていたレジの精算業務を30分ほど短縮することができ、「早く帰れるわけではありませんが、ほかの仕事ができます」と伊東店長は効果を話す。