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「文化通信 2017年新春寄稿 出版業界」

『思い出の一曲』 <アビロードスタジオ前の横断歩道を行進>

1970年、高校2年生(17歳)の私は熱い時を過ごしていました。その年、洋楽の世界ではレット・イット・ピー(ビートルズ)、ブラック・ナイト(ディープ・パープル)、明日に架ける橋(サイモン&ガーファンクル)、移民の歌(レッド・ツェペリン)と名曲の数々が流れていました。
そんな中、ロンドンのアビーロードスタジオで収録された、ジョン・レノンの「ジョンの魂」が12月にアルバムリリースされます。ビートルズ解散後初のソロ・アルバムです。その中の”マザー”が、何故か心に残る一曲となりました。
原初療法という精神療法によって、彼のトラウマを炙り出した作品だそうです。ジョンの幼少期の両親をめぐる辛い体験に基づく心の傷を歌っています。
原初療法とは、幼少期の記憶にまで遡って、人間心理の奥深く潜む苦痛を呼び覚まし、すべてを吐き出すという治療法だそうです。
「子供達よ、僕の過ちを繰り返すな。僕は歩けもしないのに走ろうとした」そんなメッセージと共に、心から絞り出すようなジョンの声が記憶に残ります。
最近になって知ったのですが、シングルカットされた“Mother”はアメリカで狂気じみているとの理由で放送禁止に指定されたそうです。
ラディカルに時代を生きた十代であり、多感の時を様々な名曲と共に過ごしました。
あれから46年…、昨年4月、国際出版連合ロンドン大会・ロンドンブックフェアに参加させていただいた私は、日本書籍出版協会の中町英樹専務理事、ビジネス教育出版社の酒井敬男社長とご一緒し、ビートルズのアルバム写真のようにアビーロードスタジオ前の横断歩道を大股で行進して、しっかりと写真に納まってきました。
この写真も、大切な思い出の一枚となりました。

2017年1月
株式会社光和コンピューター
代表取締役 寺川 光男

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