文化通信に「創刊80周年記念 文化通信社へのメッセージ 活字文化推進の羅針盤として歩む 寺川光男」掲載
2000年の夏、初めて文化通信社の星野渉さんとお会いしたと記憶しております。四半世紀前ということになります。湯島のすし屋で、冷の日本酒を片手に熱く出版業界のあり様について語られていたのを鮮明に覚えています。口癖は「これじぁ駄目ですよ」。当時から「雑誌依存型の今の書籍流通構造は必ず瓦解する」と確信を持って語られていました。
今はだれの目から見ても明らかな現状ですが、逆に言えば四半世紀も根本的な矛盾を抱えながら歩んできた出版業界、ということになります。その後も、ことある毎に貴重な業界動向や問題意識の共有の場をご一緒させていただきました。
文化通信社が活字文化推進の羅針盤として歩まれた80年。当社もまたその背中を見ながら、「システムとマーケティング」をキーワードに業界になくてはならない企業を目指して精進していきたく思います。お気に入りの一冊は『ゲド戦記影との闘い』(岩波書店)です。
2026年(令和8年)5月1日号 新文化掲載
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